パンパイプと共に

熊本からパンパイプ(パンフルート)にまつわる色んな出来事や雑感を綴っていきます

今年もパンフルートと共に

昨年は熊本にパンフルート愛好会を立ち上げ、初心者向けのパンフルート教室を始めました。お世話になった方々や参加していただいた方に感謝します。そして本年もよろしくお願いします。

今年はパンフルートの輪をもっと広げようと思います。そのために私も自分の腕を磨きながら演奏の機会を求めて活動していきます。

試奏体験セミナーは随時募集中です。改装して少しは綺麗になった練習室でお待ちしてます。

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プレダ・パンフルートの材質のブラインドテスト

韓国のパンフルート奏者であるチェ・ギホさんがプレダパンフルートを材質別に聴き分けられるか、というブラインドテストをYouTubeにアップしています。

材質は、竹、シカモア(カエデ科)、ローズウッド(紫檀)、ブラス(真鍮?)の4種類。【訂正】ローズウッドではなくエボニー(黒檀)でした。

竹は、焼いてあると言っているよう(翻訳ソフト頼みなので)ですが、韓国製特有の緑色じゃないので加熱してある、つまり油抜きしてあると言っているのでしょう。ティラボスコさんがよく使ってます。柔らかく優しい音がしますがレスポンスが少し弱い感じがします。

シカモアは、プレダの説明ではバイオリンなどの弦楽器に使われる材質のようです。フロリダのブラッドさんの楽器もカエデなので同系統でしょう。レスポンスが良く芯のある音も出ますが高音域の音色が硬い感じです。

エボニーはアンドレア・キーラさんが使っていますね。硬い材質だと思うのですが、芯のある、でもふくよかな響きがあるように思います。この動画では発音が難しそうでした。上級者用なのかな。

ブラスの材質は真鍮なのかな?はっきりは分かりません。マタイス・クーネさんが使っています。レスポンスは良さげですが、管の厚みが薄いせいか芯のある音ではなく、もわーっと広がる感じの音だと思いました。でも思いの外柔らかい良い音色です。

この4種類、師匠の所で吹かせてもらったことがありまして、値段も違うし、それぞれの長所もあるので優劣は付けられません(^^)

【追記】

アンドレア・キーラさんとのデュエットの動画がありました。ブラスとエボニーの音色が比較できます。この動画ではエボニーの音色の方が私は好きです。まあ、演奏家による音色の差が大きいようにも思われますが・・・

 

 

パンフルートの集いに参加!

2021年11月20日広島市内にある教会で、日本パンフルート協会主催によるパンフルートの集いが開催され、私も参加させて頂きました。

コロナ禍の影響で2年ぶりの開催でしたが、各地から30数名の愛好家が集い、それぞれの想いを奏でました。午後からの3時間、パンフルートの音色に浸ることができて幸せな時間でした。初めて聴く曲も多く、勉強にもなりました。

参加といっても私はオンラインでの参加。事前に演奏動画を送っていたので緊張しなくて良かったです。曲は「G線上のアリア」。この曲はパンフルートに限らずニ長調ハ長調で演奏することが多いのですが、パンフルートの良さを引き出す音域を考えてト長調で演奏しました。美しい旋律のかけ合いと和音進行の妙を楽しみながら(本当は苦しみながら笑)。難しい曲なのでもっと練習が必要です。

演奏後のインタビューの中で、来年は熊本愛好会で参加する、つまりアンサンブルで参加すると言っちゃいました。新たな目標です。

集いを開催していただいた事務局の皆様に感謝します。素敵な時間、ありがとうございました。

パンフルート試奏体験セミナーin熊本

パンフルート試奏体験セミナー」を再開します。

【対象】パンフルートを吹いてみたい、どんな音がするのか聴いてみたいなど、とにかくパンフルートに興味がある方ならどなたでも。

セミナーの内容】初めての人は音が出るようになるまで簡単な手ほどきをします。音が出る人は、姿勢、持ち方、呼吸法及び簡単な曲の演奏まで。

 ご希望があればデモ演奏をします。なお、新型コロナウィルス感染症予防対策として、楽器は毎回除菌を行い、飛沫防止用の装置を付けます。初めて吹く人は喉が渇くので飲料用の水、又は色の薄いお茶類を持参して下さい。

【募集人数】一回につき3名まで(感染症予防の為)

【日時】随時 日時は別途打ち合わせ(平日も可),50分間

【場拙】拙宅離れ(熊本市西区,詳細は個別にお知らせします)

【参加費】楽器整備費として500円をお願いします。試奏しない方は不要です。

【試奏用楽器】木製18管(写真手前)、竹製20管(写真左奥)、プラスチック製22管(写真右奥)の中から選択(事前に除菌します)

【申し込み方法】このブログのプロフィールにあるメールアドレス宛にメールをお願いします。

【担当】田口真二 熊本パンフルート愛好会世話人、日本パンフルート協会会員

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改装中

パンフルートの練習室に使っている拙宅離れ「ちくりん庵」を改装中です。

改装といっても汚れた壁紙や天井を扱うだけですが、低予算なのでDIYでぼちぼちやってます。

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もともと少し残響がある部屋なので、その残響が無くならないように材質にもこだわってます(^^)

蔓延防止措置が解除になるであろう9月末には終える予定。10月から体験セミナーとレッスン再開できますように。

タンギングを使い分ける

 自分の演奏を聴き直してみると、タンギングの音が気になることがあります。片や、音の境目がはっきりしないムズムズする演奏もあります。

 原因は、録音する環境とタンギングの方法が合っていないのです。マイクとの距離が近い状態で強いタンギングをすると、耳障りなアタック音を拾ってしまいます。逆に、響きが良いホールなどでソフトなタンギングで演奏すると、メリハリのないふわふわした印象を与えます。曲想にもよるので強いタンギングがマストではありませんが、ホールでバッハを吹く時はタンギングを意識して演奏したいと思います。