もう30年以上も前の話です。熊本に吉田雅夫先生を招いてフルートオーケストラの演奏会を開きました。
その時、吉田先生にソロを吹いていただいたのがグルックの精霊の踊りです。
伴奏は、アルト管やバス管を含む30本位のフルートオーケストラで、指揮は私がしました。他にいなかったので仕方なくです。
とてもいい演奏でした。
思い出の曲。もう少し上手くなってからパンフルートで吹きます。
写真下は、私が好きな演奏家の一人である岩田英憲氏が書いた教則本です。
写真上はマルセル・モイーズのソノリテ日本語版で、吉田先生が翻訳しています。
この教則本は、フルートの良い音作りのために書かれたもので、パンフルートにも良いメソッドになると思われます。
吉田先生の訳者あとがきからの引用。
「一生涯を通じて同じ音を出しているフルーティストはいない。音は毎日変わる。午前、午後、夜でも異なる。フルーティストは毎日、改めて音を作り直さなければならない。」
パンフルートもきっと同じなのでしょう。