パンパイプと共に

熊本からパンパイプ(パンフルート)にまつわる色んな出来事や雑感を綴っていきます

プレダ・パンフルートの材質のブラインドテスト

韓国のパンフルート奏者であるチェ・ギホさんがプレダパンフルートを材質別に聴き分けられるか、というブラインドテストをYouTubeにアップしています。

材質は、竹、シカモア(カエデ科)、ローズウッド(紫檀)、ブラス(真鍮?)の4種類。【訂正】ローズウッドではなくエボニー(黒檀)でした。

竹は、焼いてあると言っているよう(翻訳ソフト頼みなので)ですが、韓国製特有の緑色じゃないので加熱してある、つまり油抜きしてあると言っているのでしょう。ティラボスコさんがよく使ってます。柔らかく優しい音がしますがレスポンスが少し弱い感じがします。

シカモアは、プレダの説明ではバイオリンなどの弦楽器に使われる材質のようです。フロリダのブラッドさんの楽器もカエデなので同系統でしょう。レスポンスが良く芯のある音も出ますが高音域の音色が硬い感じです。

エボニーはアンドレア・キーラさんが使っていますね。硬い材質だと思うのですが、芯のある、でもふくよかな響きがあるように思います。この動画では発音が難しそうでした。上級者用なのかな。

ブラスの材質は真鍮なのかな?はっきりは分かりません。マタイス・クーネさんが使っています。レスポンスは良さげですが、管の厚みが薄いせいか芯のある音ではなく、もわーっと広がる感じの音だと思いました。でも思いの外柔らかい良い音色です。

この4種類、師匠の所で吹かせてもらったことがありまして、値段も違うし、それぞれの長所もあるので優劣は付けられません(^^)

【追記】

アンドレア・キーラさんとのデュエットの動画がありました。ブラスとエボニーの音色が比較できます。この動画ではエボニーの音色の方が私は好きです。まあ、演奏家による音色の差が大きいようにも思われますが・・・