パンパイプと共に

熊本からパンパイプ(パンフルート)にまつわる色んな出来事や雑感を綴っていきます

倍音

パンフルートの音の魅力を探るべくフルートなど他の楽器と比べてみました。

今回は倍音を調べてみます。

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図の横軸は周波数Hzで、縦軸は下方向に向かう時間軸。

440の部分はラの音を吹いたときの周波数のピークです。

パンフルートは偶数倍音は鳴らないのですが、上矢印のように少し880Hzが鳴っていますね。

×3は3倍の倍音を、×5は5倍、×7は7倍の倍音を鳴らしたものです。

因みに3倍音はE♭、5倍音C#、7倍音はF#でした。

7倍音になるとキィーッていう近所迷惑な騒音かもですね。

なぜ880が鳴るのでしょうか?オクターブ上の管が共鳴しているかもと思い、指で塞いで吹いても同じでした^^; ま、そのうちわかるでしょう。

次にフルートの音

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音色に関係ないかもですが一応リングキィです。

上から下に向かって、低音のラ440、オクターブ上のラ、3倍音パンフルートと同じE♭、2オクターブ上のラです。

パンフルートと比べてみると同じ440でも高周波の方の倍音がやや少ないようですね。

最後にケーナ 、リコーダー、オカリナ の音です。

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ケーナ はフルートと似ていますが倍音以外のノイズが多い、のは腕のせいか笑?

オカリナ は素朴でクリアな音色が見て取れるようで面白いですね。

オカリナ は見かけは閉管だけど、倍音の構造は開管のリコーダーに似ているのも面白い。