海外のプロ奏者の倍音を調べてみました。
録音などの条件がそれぞれ異なるので単純に比較してはいけないのですが、基音と倍音との相対的な比だけでも参考になります。
Lonely Shepherd 冒頭のA 880Hz の音です。
いずれも2倍音が鳴ってますね。それから3倍音がしっかり鳴っているのも共通してます。
それから3倍、4倍、5倍。もっと高音域にも倍音があるはずですが、音圧や機器の制限で出てないのだと思います。
相変わらず疑問なのは、閉管なのに偶数倍音が鳴ること。
私のパンフルートの音です。上のA880から下方に向かって最低音Cまでの倍音です。最低音のCでは10K近くまで倍音があるので、高音域の倍音は20Kを超えているかもしれません。
しかし、人の可聴域は若い人でも16K Hz位らしいので聞こえませんがね。ちなみに私は12.5KHz以上は聞こえませんでした。
ところがどっこい
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140130/381960/
ハイパーソニック・イフェクト仮説という、パンフルート愛好家としては魅了的な研究もありまして、この辺のところは興味をそそりますねぇ。