パンパイプと共に

熊本からパンパイプ(パンフルート)にまつわる色んな出来事や雑感を綴っていきます

チューニング1

パンフルートのチューニングは大変なうえに難しいです。

大変なのは1管ずつチューニングしなければいけないこと。

他の管楽器と同様に音程は温度の影響を受けるので、例えばステージ上で照明やエアコンの影響で温度が変化すると音程にも影響します。

ざっと計算したところ、440Hz辺りで温度が5度変化すると約4Hz上下します。その変化はチューナー上の目視で約14セント、同様に880Hzだと約6Hzで約12セント変化します。もし10℃変化するとその倍ですからもう耳で聞いて分かるズレですね。

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(参考)このメーターは左右に50セントの振れ幅があり、写真では440Hzのマイナス10セントを指しています。

フルートならステージ上でも頭部管を抜くだけで調整できますが、パンフルートにはなす術がありません。

予め演奏する場所の温度を想定してチューニングするしか方法はないのでしょうか。